データベース
サイドメニューの[データベース]
メニューを選択すると、現在選択されている実行環境のデータベースインスタンスの状態が表示されます。 実行環境によって、次のような特徴があります。
実行環境 | 特徴 |
---|---|
フリー実行環境 | サービスによって自動的に決められた6桁の英数字を名前に持つデータベースが1つ作成済み。データベースの追加・削除は不可。 |
プレミアム実行環境 | 専用のデータベースインスタンスが与えられ任意の数のデータベースを作成可能。初期状態はデータベースなしの状態。 |
データベース作成
[データベース作成]
ボタンからデータベース作成を開始します。 データベース名、デフォルトキャラクタセット、デフォルト照合順序を入力し、[作成]
ボタンをクリックするとデータベースが作成されます。
キャラクタセットと照合順序
データベースに設定するキャラクタセットと照合順序はデータベースに作成されるテーブルおよびカラムのデフォルト値になります。データベース作成時のデフォルト値は次の通りです。
設定項目 | デフォルト値 | 特徴 |
---|---|---|
キャラクタセット | utf8mb4 | 4バイト文字に対応 |
照合順序 | utf8mb4_0900_ai_ci | アクセントを区別しない大文字小文字を区別しない |
キャラクタセットと照合順序は任意に変更可能です。 キャラクタセットを選択するとキャラクタセットに対応した照合順序が選択肢としてフィルタされます。
データベース更新
データベースの一部の項目は後から変更できます。[更新]
ボタンからデータベースを更新します。
設定項目 | 変更 |
---|---|
データベース名 | 不可 |
デフォルトキャラクタセット | 可能 |
デフォルト照合順序 | 可能 |
データベース削除
データベースは削除できます。データベースの[コンテキストメニュー]
- [データベース削除]
を選択します。
エクスポート
データベース全体を出力することができます。
エクスポート時、エクスポートタイプ「ファイル」``「フォルダ」
の2種類あります。
エクスポートタイプ「ファイル」
はV1.3.3以前のエクスポートと同じ機能です。
下記に該当する場合は、「フォルダ」
を使用してください。
- テーブルにバイナリデータがある場合
- エクスポートデータが数十MBになる場合
<エクスポートタイプ「フォルダ」
を使用する場合>
- エクスポートしたいデータベースの右にある
[縦三点リーダー]
をクリックし、[エクスポート]
を選択します。 「フォルダ」
選択します。「構造とデータ」
、「構造」
、「データ」
から選択します。 それぞれ以下の通りです。- 構造とデータ
「構造」``「データ」
両方のエクスポートを行います。 - 構造
「構造」
のエクスポートを行います。 - データ
「データ」
のエクスポートを行います。
- 構造とデータ
- エクスポート先のフォルダパスを選択し、
「エクスポート」
ボタンを押下します。 - エクスポートジョブが開始されます。 ジョブの状況はサービスリクエスト 画面で確認することができます。
- 以下のフォルダ構成でターゲットパスにエクスポートされます。
<ターゲットパス>/ <ベースフォルダ>/ structure/ rows/
- ターゲットパス エクスポート時に選択するフォルダパスです。
- ベースフォルダ
エクスポートされるフォルダです。
フォルダ名は
{「<データベース名>_<ジョブ開始時刻>_<ジョブID>」}
です。 - structure
データベース構成ファイル(structure.sql)が出力されます。
「構造」
のエクスポート時に出力されます。
テーブル、ビュー、ストアドプロシージャ、ファンクションが対象です。 - rows
各テーブルの行データ(<テーブル名>.rows.part_<連番>)が出力されます。
「データ」
のエクスポート時に出力されます。
メタ情報(metadata.json)、各テーブル用のメタ情報(<テーブル名>.metadata.json)も出力されます。
行データは以下のように約6GBで分割されます。- <テーブル名>.rows.part_0000
- <テーブル名>.rows.part_0001
- <テーブル名>.rows.part_0002
また、インポート時も同じ形式である必要があります。
ヘッダー | あり |
---|---|
列の区切り文字 | , (カンマ) |
行の区切り文字 | LF(\n) |
囲み文字 | ” (ダブルコーテーション) ※文字列データ型 (CHAR、BINARY、TEXT、ENUM など) を持つカラムの値のみ |
エスケープ文字 | \ (バックスラッシュ) |
BOM | 無し |
バイナリデータ型 | 16進数形式の文字列 |
NULL | \N ※囲み無し |
<エクスポートタイプ「ファイル」
を使用する場合>
- エクスポートしたいデータベースの右にある
[縦三点リーダー]
をクリックし、[エクスポート]
を選択します。 「ファイル」
選択します。「構造とデータ」
、「構造」
、「データ」
から選択します。- 出力ファイルがダウンロードされます。
それぞれ以下の通りです。
- 構造とデータ
「構造」
、「データ」
両方のエクスポートを行います。 テーブル、ビュー、ストアドプロシージャ、ファンクション作成SQLとデータ作成SQLが出力されます。 - 構造
「構造」
のエクスポートを行います。 テーブル、ビュー、ストアドプロシージャ、ファンクション作成SQLが出力されます。 - データ
「データ」
のエクスポートを行います。 データ作成SQLが出力されます。
- 構造とデータ
インポート
エクスポートで出力したファイルをデータベースに取り込むことができます。
<エクスポートタイプ「フォルダ」
でエクスポートしたデータの場合>
- インポート先データベースの右にある
[縦三点リーダー]
をクリックし、[インポート]
を選択します。 「フォルダ」
を選択します。 エクスポートされたベースフォルダを選択し、「インポート」
ボタンを押下してください。- インポートジョブが開始されます。 ジョブの状況はサービスリクエスト 画面で確認することができます。
- 指定したフォルダの内容がデータベースにインポートされます。
<エクスポートタイプ 「ファイル」
でエクスポートしたデータの場合>
- インポート先データベースの右にある
[縦三点リーダー]
をクリックし、[インポート]
を選択します。 「ファイル」
を選択します。- データベースに指定したファイルの内容がインポートされます。
ER図
WebPerformer-NXでデータベースを扱う開発者がデータベースのテーブル構造とテーブル同士のリレーション理解を支援するための機能です。 データベースから抽出した情報を元にデータベースの物理モデルとしてER図を出力することができます。 テーブルブロックの移動、サイズ変更を行うことができます。
ER図の構成要素は下記になります。
構成要素 | 図形 | 説明 |
---|---|---|
テーブルブロック | 矩形ブロック | テーブル名を表示します。 |
テーブルカラム | 矩形ブロック内に行情報 | カラム名 カラムタイプ 主キーアイコン |
リレーション | ライン | 実線 (依存リレーションシップ) 点線 (非依存リレーションシップ) カーディナリティ (●) |
出力
ER図は下記のいずれかの方法は出力することができます。
- データベースの右にある
[縦三点リーダー]
をクリックし、[ER図]
を選択 - テーブルの右にある
[縦三点リーダー]
をクリックし、[ER図]
を選択
保存
テーブルブロックの配置位置/サイズ変更した情報を、ER図のツールバー[保存]
ボタンをクリックすることで保存することができます。
テーブル定義へ遷移
ER図のテーブルブロックのコンテキストメニュー[テーブルを開く]
をクリックすると、対象のテーブル定義に遷移します。
表示選択
初期表示時はDBに含まれるすべてのテーブルが選択状態になっていますが、任意に選択を解除することができます。
- ER図のツールバー
[表示選択]
をクリックします。 - 表示アイテムを選択するダイアログが表示されます。
- 表示選択後、
[適用]
ボタンをクリックします。 - 表示選択状態を保存する場合は、ツールバー
[保存]
ボタンをクリックします。
エクスポート
ER図のツールバー[PNG出力]
をクリックすることで、ER図をPNG形式でエクスポートすることができます。
配置リセット
ER図のツールバー[配置リセット]
をクリックすることで、ER図の変更情報(テーブルブロックの配置位置/サイズ変更)をリセットし、初期表示時のER図の状態に戻します。