テーブル
データベースにテーブルを作成できます。テーブルの仕様はMySQL 8.0 互換です。 データベースはGUIベースに作成します。
テーブル作成
テーブルを作成したいデータベースのツリーを開き、[Tables]を右クリックしてコンテキストメニューを開きます。[コンテキストメニュー] - [テーブル作成] - [通常テーブル]を選択します。 右ペインに新規にテーブルを作成するための入力スクリーンが表示されます。入力スクリーンは上部に基本情報、その下に[カラム]タブ、[インデックス]タブ、[外部キー]タブ、[トリガー]タブがあります。 必要な入力を行い、[適用]ボタンをクリックして、指示に従いテーブルを作成します。 基本情報は次の内容になります。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| テーブル名 | テーブル名を入力します |
| キャラクタセット | テーブルのキャラクタセットを入力します。デフォルトはデータベース設定値になります。変更不可です。 |
| 照合順序 | テーブルの照合順序を入力します。デフォルトはデータベース設定値になります。変更不可です。 |
| ストレージエンジン | InnoDB になります。変更不可です。 |
カラム
[カラム]タブを選択後、テーブルを構成するカラム情報を登録します。 次の操作を繰り返します。
| 操作 | 説明 |
|---|---|
| カラム追加 | 1. [+]ボタンをクリックします。入力説明に従って入力します。2. カラム追加が完了後、 [適用]ボタンをクリックします。 |
| カラム削除 | 削除したいカラムをチェックして、[削除]ボタンをクリックします。 |
入力説明
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| カラム名 | カラム名を入力します。 |
| データ型 | カラムのデータ型を入力します。データ型の選択に応じて、設定できる制約や桁数フィールドがアクティブから非アクティブに変化します。 |
| M | - DECIMAL型:整数部と小数部の桁数の合計 (1~65) 省略時は10扱い - CHAR型:格納できる文字数 (0~255) 省略時は1扱い - VARCHAR型:格納できる文字数 (0~65,535) 省略不可 - BINARY型:格納できるバイト数 (0~255) 省略時は1扱い - VARBINARY型:格納できるバイト数 (0~65,535) 省略不可 |
| D | DECIMAL型:小数部の桁数 (0~30) 省略時は0扱い |
| PK | PRIMARY KEY制約 |
| NN | NOT NULL制約 |
| UQ | UNIQUE制約 |
| UN | UNSIGNED制約 |
| AI | AUTO_INCREMENT属性 |
データ型
整数型
| データ型 | 範囲 (符号付き) | 範囲 (符号なし UN指定時) |
|---|---|---|
| TINYINT | -128~127 | 0~255 |
| SMALLINT | -32768~32767 | 0~65535 |
| MEDIUMINT | -8388608~8388607 | 0~16777215 |
| INT | -2147483648~2147483647 | 0~4294967295 |
| BIGINT | -9223372036854775808~9223372036854775807 | 0~18446744073709551615 |
浮動小数点型
| データ型 | 範囲 |
|---|---|
| FLOAT | -3.402823466E+38~-1.175494351E-38, 0, 1.175494351E-38~3.402823466E+38 |
| DOUBLE | -1.7976931348623157E+308~-2.2250738585072014-308, 0, |
固定小数点型
| データ型 | 範囲 |
|---|---|
| DECIMAL | Mは整数部と小数部の桁数の合計 (1~65) 省略時は10扱い Dは小数部の桁数 (0~30) 省略時は0扱い |
日付型と時間型
| データ型 | フォーマット | 範囲 |
|---|---|---|
| DATE | ’YYYY-MM-DD' | '1000-01-01’~‘9999-12-31’ |
| DATETIME | ’YYYY-MM-DD HH:MM:SS' | '1000-01-01 00:00:00’~‘9999-12-31 23:59:59’ |
| DATETIME(fsp) | ‘YYYY-MM-DD HH:MM:SS.fraction' | '1000-01-01 00:00:00.000000’~‘9999-12-31 23:59:59.999999’ |
| TIMESTAMP | ’YYYY-MM-DD HH:MM:SS' | '1970-01-01 00:00:00’ UTC ~ ‘2038-01-19 03:14:07’ UTC |
| TIMESTAMP(fsp) | ‘YYYY-MM-DD HH:MM:SS.fraction' | '1970-01-01 00:00:00.000000’ UTC ~ ‘2038-01-19 03:14:07.999999’ UTC |
| TIME | ’HH:MM:SS' | '-838:59:59’ ~ ‘838:59:59’ |
| TIME(fsp) | ‘HH:MM:SS.fraction' | '-838:59:59.000000’ ~ ‘838:59:59.000000’ |
文字列型
| データ型 | 特徴 | 範囲 |
|---|---|---|
| CHAR | 固定長文字列 | Mは格納できる文字数 (0~255) 省略時は1扱い |
| VARCHAR | 可変長文字列 | Mは格納できる文字数 (0~65,535) 省略不可 |
バイナリ文字列型
| データ型 | 特徴 | 範囲 |
|---|---|---|
| BINARY | 固定長バイナリ文字列 | Mは格納できる文字数 (0~255) 省略時は1扱い |
| VARBINARY | 可変長バイナリ文字列 | Mは格納できるバイト数 (0~65,535) 省略不可 |
BLOB
| データ型 | 特徴 | 最大長 (バイト) |
|---|---|---|
| TINYBLOB | 可変長バイナリ文字列 | 255 |
| BLOB | 可変長バイナリ文字列 | 65,535 |
| MEDIUMBLOB | 可変長バイナリ文字列 | 16,777,215 |
| LONGBLOB | 可変長バイナリ文字列 | 4,294,967,295 |
TEXT型
| データ型 | 特徴 | 最大長 (バイト) |
|---|---|---|
| TINYTEXT | 可変長文字列 | 255 |
| TEXT | 可変長文字列 | 65,535 |
| MEDIUMTEXT | 可変長文字列 | 16,777,215 |
| LONGTEXT | 可変長文字列 | 4,294,967,295 |
インデックス
[インデックス]タブを選択すると、インデックスリストが表示されます。 次の操作を繰り返します。
| 操作 | 説明 |
|---|---|
| インデックス追加 | 1. [+]ボタンをクリック2. インデックス名とインデックス型 を入力します。 3. インデックス名の行を選択(反転表示)した状態で右側からインデックスを適用するカラムにチェックを入れて、 [適用]ボタンをクリックします。 |
| インデックス削除 | 1. 削除したいインデックス名の行をチェックして、[削除]ボタンをクリックします。2. インデックス名一覧から行削除された後、 [適用]ボタンをクリックします。 |
入力説明
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| インデックス名 | インデックス名を入力します。 |
| インデックス型 | インデックス型を入力します。 |
| インデックスカラム | インデックスを追加するカラムをチェックにより指定します。複数チェックした場合、複合インデックスとなります。 |
| 複合インデックス番号 (#) | 複合インデックスインデックスの番号を指定します。 |
| インデックス順序 | インデックスの昇順(ASC)/降順(DESC)を指定します。 |
インデックス型
追加可能なインデックス型は以下の通りです。
| インデックス型 | 説明 |
|---|---|
| INDEX | 一般的なインデックス |
| UNIQUE | ユニーク制約を持つインデックス |
| FULLTEXT | 全文検索用インデックス |
| PRIMARY | プライマリキーのインデックス |
インデックスの長さを指定するとカラム値の指定長さだけを対象にインデックスを作成できます。長さの意味はデータ型によって変わります。BLOB型とTEXT型は指定必須です。
| データ型 | 長さの意味 | 指定必須 |
|---|---|---|
| CHAR型 | 文字数 | |
| VARCHAR型 文字数 | 文字数 | |
| BINARY型 | バイト数 | |
| VARBINARY型 | バイト数 | |
| TINYBLOB型 | バイト数 | 必須 |
| BLOB型 | バイト数 | 必須 |
| MEDIUMBLOB型 | バイト数 | 必須 |
| LONGBLOB型 | バイト数 | 必須 |
| TINYTEXT型 | 文字数 | 必須 |
| TEXT型 | 文字数 | 必須 |
| MEDIUMTEXT型 | 文字数 | 必須 |
| LONGTEXT型 | 文字数 | 必須 |
外部キー
[外部キー]タブを選択すると、外部キーリストが表示されます。 次の操作を繰り返します。
| 操作 | 説明 |
|---|---|
| 外部キー追加 | 1. [+]ボタンをクリック2. 外部キー名と参照先テーブル情報を入力します。 3. 右側のカラムリストから外部キーを設定するカラムと参照先カラムを選択します。 4. 外部キーオプションを設定します。 5. [適用]ボタンをクリックして確定します。 |
| 外部キー削除 | 1. 削除したい外部キー名の行をチェックして、[削除]ボタンをクリックします。2. 外部キー一覧から行削除された後、 [適用]ボタンをクリックします。 |
入力説明
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 外部キー名 | 外部キー名を入力します。 |
| 参照テーブル名 | 外部キーが参照するテーブルを指定します。 |
| 外部キーカラム | 外部キーを設定する当該テーブルのカラムを指定します。 |
| 参照カラム | 外部キーが参照するカラムを指定します。 |
| 外部キー更新時のアクション | 外部キーオプションを選択します。デフォルトは NO ACTIONです。 |
| 外部キー削除時のアクション | 外部キーオプションを選択します。デフォルトは NO ACTIONです。 |
外部キーオプション
| アクション | 更新時 | 削除時 |
|---|---|---|
| RESTRICT | 参照先が更新されると、エラー | 参照先が削除されると、エラー |
| CASCADE | 参照先が更新されると、更新される | 参照先が削除されると、削除される |
| SET NULL | 参照先が更新されると、NULLに置き換わる | 参照先が削除されると、NULLに置き換わる |
| NO ACTION | RESTRICTと同様 | RESTRICTと同様 |
テーブル更新
- テーブル作成後、ツリーからテーブル選択します。
- テーブルの設定内容を変更して、
[適用]ボタンをクリックします。 - 変更のあった箇所が更新されます。
テーブル削除
- 削除したいテーブルを右クリックして
[コンテキストメニュー]-[テーブル削除]をクリックします。 - テーブルが削除されます。
データ表示
[データ]タブを選択すると、テーブル内のデータ (最大1,000レコード) をテーブルに表示します。[カラムフィルタ]を使ってデータを絞り込むことができます。
レコード追加
データ表示後、次の操作でレコード追加を行うことができます。
[+]ボタンをクリックします。- 新規行にレコードを入力します。
[コミット]ボタンをクリックします。
レコード更新
データ表示後、次の操作でレコード更新を行うことができます。
[+]ボタンをクリックします。- 更新したい行の各セルをクリックしてレコード内容を変更します。
[コミット]ボタンをクリックします。
レコード削除
レコード削除は、[レコード削除]と[行削除]2通りあります。
レコード削除
- レコード削除したいテーブルの右にある
[縦三点リーダー]をクリックし、[レコード削除]を選択します。 - レコード削除ダイアログで、
[削除]を選択します。
行削除
- 削除したいレコードの先頭をチェックします。
[削除]アイコンをクリックしてレコードをテーブルから削除します。[コミット]ボタンをクリックします。
エクスポート
テーブル単位にデータをエクスポートできます。
エクスポート時、エクスポートタイプ「ファイル」``「フォルダ」の2種類あります。
エクスポートタイプ 「ファイル」 はV1.3.3以前のエクスポートと同じ機能です。
下記に該当する場合は、「フォルダ」 を使用してください。
- テーブルにバイナリデータがある場合
- エクスポートデータが数十MBになる場合
<エクスポートタイプ「フォルダ」を使用する場合>
- エクスポートしたいテーブルの右にある
[縦三点リーダー]をクリックし、[エクスポート]を選択します。 「フォルダ」選択します。- エクスポート先のフォルダパスを選択し、
「エクスポートボタンを押下します。 - エクスポートジョブが開始されます。 ジョブの状況はサービスリクエスト 画面で確認することができます。
- 以下のフォルダ構成でターゲットパスにエクスポートされます。
各フォルダ、出力されるファイル、ファイル形式については、データベースの<ターゲットパス>/- <ベースフォルダ>/- rows/
エクスポートのページを参照してください。
<エクスポートタイプ「ファイル」を使用する場合>
- エクスポートしたいテーブルの右にある
[縦三点リーダー]をクリックし、[エクスポート]を選択します。 「ファイル」選択します。- CSVファイルがローカルにダウンロードされます。
インポート
テーブルに対して前述エクスポート機能で出力したファイルを使ってデータインポートできます。
<エクスポートタイプ「フォルダ」でエクスポートしたデータの場合>
- インポート先のテーブルの右にある
[縦三点リーダー]をクリックし、[インポート]を選択します。 「フォルダ」を選択します。 エクスポートされたベースフォルダとエクスポート済みデータの選択をし、「インポート」ボタンを押下してください。- インポートジョブが開始されます。 ジョブの状況は サービスリクエスト 画面で確認することができます。
- 指定したフォルダの内容がテーブルにインポートされます
<エクスポートタイプ「ファイル」でエクスポートしたデータの場合>
- インポート先のテーブルの右にある
[縦三点リーダー]をクリックし、[インポート]を選択します。 「ファイル」を選択します。- 指定したフォルダの内容がテーブルにインポートされます。
CSVファイルは次の形式に従ってください。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| ファイルエンコード | UTF-8 |
| 1レコード | 1行 |
| エスケープ文字 | \ (バックスラッシュ) |
| 改行コード | CRLF または LF |
| 区切り文字 | , (カンマ) |
| 囲み文字 | ” (ダブルコーテーション) |
| ヘッダー | 含めない |
CSVデータ例
"P_001","2020-09-21","P_001",140.0,4.0,8.0"P_002","2020-09-14","P_002",100.0,1.0,8.0"P_003","2020-09-08","P_003",120.0,3.0,8.0:ER図
データベースから抽出した情報を元にデータベースの物理モデルとしてER図を出力することができます。 ER図の詳細については、ER図を参照してください。