旧バッチサービス
旧バッチサービスは通常のリクエスト処理では長時間かかり処理しきれないトランザクションについて可能とするサービスです。 このサービスはバッチ処理とスケジューラにより構成されます。ユーザはデータ集計処理等のスクリプトを定義し、決められた時間に実行するようにスケジューリングできます。スクリプトはアクション同様、データベース、ファイルおよび REST API を呼び出すことができます。
本サービスが提供する機能は以下になります。
- ジョブ定義の作成と編集
- ジョブのスケジューリング
- ジョブの実行
- ジョブのモニタリング
バッチサービスの説明にあたって、文中に出てくる用語について解説します。
| 用語 | 解説 |
|---|---|
| ジョブ | 本サービスで呼び出されるバッチ処理の単位 |
| ジョブ定義 | ジョブの実行方法の定義。 スクリプト、実行トリガー、実行タイムアウトの設定ができる。 |
| ジョブキュー | ジョブはジョブキューに送信され、実行できるようになるまでジョブキューに留まる。ジョブは先入れ先出し (FIFO) でスケジュールされる。 |
| ジョブ送信 | ジョブをジョブキューに送信すること。ジョブが送信されるタイミングは次の通り。 1. ユーザにより 「ジョブの実行」ボタンを押されたとき。2. ジョブ定義で設定したトリガー条件が満たされたとき。 |
| ジョブ実行 | ジョブキューにあるジョブが実行されること。 |
| ジョブ終了コード | ジョブが成功した場合:0 (固定) ジョブが失敗した場合:0以外 (スクリプト内でビルトイン関数 exit() により任意に指定可能) |
| ジョブステータス | ジョブキュー内のジョブのステータス。 ステータスの内容はモニタリングのジョブステータスをご確認ください。 |
| ジョブ停止 | ジョブキュー内のジョブを停止すること。 停止したジョブのステータスは 「Failed」に遷移します。停止には数分かかることがあります。 |
| ジョブ作成時刻 | ジョブステータスが「Waiting」に遷移した時刻 |
| ジョブ開始時刻 | ジョブステータスが「Running」に遷移した時刻 |
| ジョブ停止時刻 | ジョブステータスが「Succeded」または「Failed」に遷移した時刻 |
| ジョブ実行時間 | ジョブの実行にかかった時間または経過時間。ジョブ実行時間の内容はモニタリングのジョブ実行時間をご確認ください。 |